白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 気まぐれに更新中

「ダーチャ」という生き方

ロシアの文化に「ダーチャ」というものがある。簡単に言えば菜園つきの別荘(セカンドハウス)のことで、ロシアでは金曜日の午後になると郊外にあるダーチャに移って週末を過ごすという。そこでお茶を飲んだり、畑を耕したりするそうだ。週末農家、週末セカンドライフという感じか。ダーチャという概念が日本に輸入されたら面白そう。

私がダーチャを知ったのは紅茶専門店ルピシア」に立ち寄った時。ルピシアは世界のお茶を取り揃えたお店で、同じく紅茶専門店の「マリアージュフレール」に比べて価格が手頃だ。たまたまふらっと立ち寄って出会ったのが夏のオススメフレーバー「ダーチャ」。柑橘系の紅茶でアールグレイに似ていると聞き、迷わず購入した。
これ。
https://www.lupicia.com/shop/g/g22280712/

アイスティーにして飲んでみると、確かにアールグレイに似て柑橘系。オレンジっぽい後味がある。そこにさっぱりさが加わってごくごく飲める。夏にピッタリだ。そして、何故か頭の中で「AIR」の「鳥の詩」が流れ初めてきて、すごく夏っぽいなと思った。避暑地感ある、この紅茶。ダーチャっていいな。単純に思い始めたら、じゃあネタ元のダーチャって何よと興味が出てきたのである。

とりあえず図書館横断検索サイト「カーリル」を開き、「ダーチャ」で検索、検索。写真付きでなるべく手頃な本を何冊か予約した。ダーチャについて知りたい。受け取りはまだできずにいる。

もし日本にダーチャという文化があったら。

○空き家の活用○
全国、特に首都圏で問題になっている空き家。持ち主が亡くなって所有者がわからないもの。固定資産税を払いたくない、管理できないから手放すまたは放置するもの。老朽化した空き家が崩れそうで危険だったり、活用されないまま場所だけ取っていることで取引が停滞してしまったり、今大変な問題になっている。たとえば、そうした空き家を活用し、低価格取引または条件付きで無料で貸し出せばどうだろう。週末は都市から少し離れた場所にセカンドハウスを持ち、農業をやったり、週末起業をしたり、副業に勤しんだり、創作活動やサロン的な活用をしたり、いろいろできそうだ。ロシアでは金曜日にはダーチャに行っちゃう訳で。本職は一律週4勤務で良いんじゃないか。前に週4日働いて、週3日休んだらちょうど良かった。

他にも食料自給率の向上だとか、一極集中の解消だとか、メンタルヘルス対策だとか、郊外の再生だとか、取ってつければいくらでも言えそうだけど、机上の空論なので辞めておく。その前に家賃が高いからセカンドハウスどころじゃないかもねぇ……。
しかし、ダーチャっていいな。本物が見たくなってきた。

私は昔「走る考古学者」になりたかった。世界の遺跡や文化を辿って、それを論文や本に書いてみたかった。いつからかそれは「人と文化への探求」に変化していった。レヴィ=ストロースがブラジルの先住民族を見聞きして書いた紀行文「悲しき熱帯」のように。岩手県の伝承や妖怪を聞き語りと現地での見聞からまとめた柳田國男の「遠野物語」のように。私もフィールドワークしたい。

今度、土日を利用して香港にいきたいと思っている。ロシアも行ってみたいな。その前に名古屋と沖縄に行く予定があるので、まだまだ先の話になりそうだ。

アイドルと音楽療法

陰気臭い世の中をどうにかして明るくしたいシリーズ。

 現実世界はグロすぎる。せめて体が動くうちは楽しいことを増やしたい。

 第一弾は音楽療法」 

 音楽、聞いていますか? 

 私は通勤中も帰宅してからもだいたい聞いている。音楽は小学生の頃から大好きで、ピアノ、琴、吹奏楽、打楽器、一通りやった。嗜むのは、JPOP、アニソン、洋楽、ゲーソン。音楽を聞いていると何故だか心が落ち着く。「音楽療法」という治療法もあるのだから、音楽には人を癒す効果があるはずだ。

 この間、人生初めてのライブに参加した時も、高揚感の中で日頃のグロさが薄まったような気がした。行ったのは「アイドリッシュセブン」という二次元アイドルのライブ。好きな音楽が息つく暇なく流れてくるのは本当に楽しかった。アイドルって良いよな…。

 私はアイドル音楽もよく聞く。アイドル戦国時代と言っても良いくらい飽和状態だから、耳にする回数も多いんだと思う。とりあえず好きなのは以下。


~女性アイドル~

乃木坂46  

推し「若月佑美」  

好き曲「気づいたら片想い」、「インフルエンサー

後楽園の観覧車で「気づいたら片想い」が流れていて一目惚れした。

欅坂46 

好きな曲「二人セゾン」

この曲しか知らない。透明感あるのが好き。

ももいろクローバーZ  

青が推しだった…… 

好きな曲「行くぜっ!怪盗少女」、「Z乙女戦争」、「泣いても良いんだよ」

おニャン子クラブ  

私これ全然知らないけれど、「会員番号の唄」を聞くのが好き。くになまさゆりちゃん可愛い。 

ハロプロ  

松浦亜弥の曲は今聞いても元気になる。

好きな曲「LOVE涙色」、「yeah!めっちゃホリデイ」


~二次元男性アイドル~

アイドリッシュセブン 

推し「逢坂壮五」

好きな曲 「dear butterfly」、「LOVE&GAME」、「Silver sky」

ほぼ全部の曲が好き。全部良い曲って珍しい。

うたの⭐プリンスさまっ 

これも良く知らない。「マジLOVE1000%」、「マジLOVE2000%」を聞いていると明日からも生きていける気がしてくる。パッと見て良さそうだったのは愛島セシル。


以前に池袋のサンシャインでたまたま地下ドルっぽいグループのイベントをやっていて一目惚れしたことがある。ドルエレです。 

Doll⭐elements

 好きな曲「君のハートに解き放つ!」

いや、すごい感動したね、もう何年も前か。この時初めてアイドルの生歌と躍りを見て、ふりふりの服でピョンピョン跳ねているのがとても可愛かった。あと、ファンの方が合いの手を叫ぶことがあって。例えば歌詞の合間に

アイドル「キラキラふわふわ」  

ファン「\ふわふわ/ 」

アイドル「もちもちはじける」

ファン「 \うーもちもち/」

と、みんなで合唱し始めていて、こういう光景初めてみたから衝撃を受けた。一体感と高揚感というか、日常の中の非日常だったなぁ。

それからアレは何だったのかと調べたら「ヲタ芸」だと知った。桃井はる子の「love.EXE」のヲタ芸YouTubeで見て元気を貰った。doll⭐elementsは解散したようだけど、たぶんアイドルに興味が出たのはこのイベントがきっかけだったかもしれない。で、今YouTubeで検索したら当時の映像が残っていた。これ。

https://youtu.be/vQlO31c5JVk

8分55秒辺りから「君のハートに解き放つ!」を歌っている。この時まさに私ここにふらっと通りかかってこの曲を聞いていた。もう4年も前なのか。

アイドルの力ってやはりすごい。元気を貰える。ただ聞いているだけで時間が過ぎていくのも良い。音楽には人を明るくする力がある。とりあえず嫌なこと、駄目なことがあったら、音楽を聞き続けてみるというのも有りだと思う。 

郊外の夢とサードプレイス(1)

こう‐がい〔カウグワイ〕【郊外】
都市に隣接した地域。市街地周辺の田園地帯。
デジタル大辞泉」より。

かつての日本人のライフスタイルは、20代で結婚をして子どもを持ち、郊外に家を建て、男はモーレツに仕事をし、女は家庭に入ってサポート役に回るというのが一般的な人生だったという。こうした分業制は、家庭内だけではなく、都市の機能においても同様のことが言えた。大企業が集まる中心部は働く場所、そこから離れた郊外には住宅地やスーパーが集まる居住地としての機能を持った。閑静な住宅街に一戸建ての我が家。たくさんのニュータウンが開発された東京圏には多数の上京者が集まった。かたや企業戦士としてあくせく働き、かたや良妻賢母として家庭内のいざこざに追われる。こうしたかつての一般的な家族の夢が、「郊外に家を持つ」ことだった。田園調布に家が建つ~!

今や昔、郊外の夢というものがありけり。都心から遠く、駅からも遠く、戸建ての維持費にも金がかかる郊外のニュータウンは、もはやゴーストタウン寸前になっている。私も多摩ニュータウン聖蹟桜ヶ丘を探索したことがあるが、駅から住宅街に辿り着くまでの坂が大変で、高齢者や小さな子どもがいる家庭には不便だろうなと思った。街自体は本当に綺麗なのに勿体ない。バスの送迎がもっとあればね。散策したのはこれ↓

耳をすませばの舞台は今や過疎地へ~多摩ニュータウン聖蹟桜ヶ丘探索~
http://imyeden.hatenablog.com/entry/2018/02/12/023648

郊外が廃れていくのは聖蹟桜ヶ丘だけではなく、この記事にあるように田園都市沿線の不便地帯も危なくなっているようだ。

老い田園都市…人気路線を買っていいのはどの駅まで?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00000019-nkgendai-life

<しかし今、戸建てを中心に空き家が増え、人気に陰りが見え始めているという。先月、日経新聞(7月3日付)が「老い多摩田園都市」という見出しで、住民の高齢化が進み、宅地に買い手がつきにくくなっている現状を報じた。

こうした状況は田園都市に限ったことではなく、各地の郊外型住宅地で起こっているという。

京王線聖蹟桜ケ丘がいい例です。100坪クラスの屋敷が立ち並び、かつては“多摩の田園調布”と称されましたが、やはり丘陵地にあって住民が減り、地価が暴落しています。>

聖蹟桜ヶ丘も駅前はデパートがあり、人通りは多かった。恐らく駅前のマンションやアパートは普通に暮らせる。問題は駅から遠い住宅街だ。あの坂を毎日登り降りできるのは若い内だけだろうな。郊外は概して不便なのである。これも駅前の騒がしさから離れて高台の上の広い家で暮らすというのがある種のステータスだったからなのだろう。今は別にそんなものはどうでもよくて、勤務地から近く、買い物も楽で、アクセスも良く、いかに安く暮らせるか。コスパ重視の傾向にある。足立区の北千住や北区の赤羽という東の庶民地域の人気が上がり、かつての西の高級住宅街が廃れていくのは理解できる。単純な居住地としての機能しか持たない地域には人は寄り付かなくなってきている。

そんな中で、郊外に働く場所を増やそうという動きもある。たとえば、上記の田園都市沿線である二子玉川には楽天本社が越してきた。更に進み横浜市でも大企業の誘致に積極的で、資生堂京急本社等が東京から移転している。郊外の活性には、居住地以外の機能、要するに都心と同様に、働く場所も遊ぶ場所も近くにあって便利としていけば再び人は集まってくるという訳だ。

タワマンより豊か 衰退するにはもったいない首都圏の名作ニュータウン3選
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/170711/ecc1707111104002-n1.htm

ここでは郊外を在宅勤務地やリタイアした中高年の居場所、週末リゾート都市(IR)として整備し直すべきと提言されている。住むだけではない、新たな居場所としての機能を持たせることが必要ということだ。

居場所作り。インターネットでも、シェアハウスや地方創生だのが盛んに議論されている。私が今注目している言葉に「サードプレイス」というものがある。端的に言えば、職場・学校、家庭以外の第3の居場所のことだ。図書館なんかもサードプレイスとしての機能=あらゆる人を受け入れるコミュニティとしての機能が、今後更に重要になってくると思う。

次回は、このサードプレイスと郊外の関係、そしてサードプレイスとは何か、あえなく孤立状態の人たちがどう居場所を作っていくのかについて、いずれ書きたいと思う。

懐かしい記憶

不眠傾向にある。仕事から帰ってきたら一回寝てしまうのが良くないのかも。今の自宅は勤務先から遠いので通勤だけで一苦労。少しばかり家賃が高くなっても区内に住むべきなのか。いや、区内は本当に高い。大したモノもない癖にオサレ地域としてブランド化しているのが原因だ。よっぽど北千住や赤羽のがいろいろある。あちらも主要駅は割りと高めか。何もない+アクセス悪いのに地価が高いというのは如何なものか。あぁ、下町に戻りたくなってきた。何故か受験生は足立並びに東の下町区を敬遠して馬鹿にしているのを見る。実際に住むならあちらのが便利よ。地方出身で東京に定住するつもりなら西のブランド地域は避けた方が良い気がする。

あぁ、下町区。懐かしい記憶が蘇る。

ちょうど今のような夏の時期。前職の勤務先が耐震工事のために長期休館になったことがあった。それまでが激務で、仕事もできない新人時代+上司がパワハラ気味で怖い+仕事辞めたいMaxで、よく電車の中で泣いていた。長期休館になってからは、一転して接客対応がなくなり、仕事も減って、臨時事務所の中で穏やかに働くことができるようになった。(この間に大量解雇事件があり、先輩がパワハラで強制リストラされる悲劇もあったが省略。)

やはり仕事の負担が減ると周りも穏やかになっていった。パワハラで有名な上司も嘘のように落ちついて、普通の気さくなおじさんに変わっていた。仕事も研修が中心。皆で勉強会を開いてプレゼンの練習をした。楽しかった。あの時が一番穏やかで幸せだった。

そして、イベントの視察のために上司の車で出かけたこともあった。ハンドルを握るのは副所長。隣には穏やかになったパワハラ上司(所長)。後部座席に私と一番仲のよかった同期。副所長は本当にお母さんのように温かくて、嘘みたいに優しい所長はまるでお父さん。私とどこか似ている同い年の同期は双子の姉。何故だかすごく家族みたいだと思った。私は仲の良い家族をどんなもんか知らないけれど、きっとこんな感じなのかなと思った。

ずっと休館日のままこの時間がループすれば良いのにと思った。

まぁ、そんなことは夢のまた夢で。長期休館が明けてからはリニューアルも相まって異常な激務。おまけに新卒2年目で管理職に任命されてしまう。上司も元通りパワハラに。同期とは係が離れ離れになりましたとさ。おしまい。

今も割りと穏やかな日常が続いているのだけれど、それは私がまだ20代の新人だからという猶予があるからだと思う。ずっと20代の新人でいたい。永遠にループすれば良いのに。そう思っても、どうせ嫌でも責任と老いはいつか来てしまう。あーー。

圧倒的な年齢差

気がついたらもう20代が終わりそうになっている。私がこのブログを始めたのが26歳。再就職したのが28歳。気がつけばきっと30歳。本当に人生は早すぎる。2年前に書いた仕事辞めたばかりの日記を見返してみると、まだまだやんちゃしているというか、はっきり言って遅れてきた厨二病状態なんだよね。誰も突っ込まないけれど、何なんだろうねこのブログのタイトルやidとかね。ほんの数年前の話なのにね。

それはそうとして、自分が若手から中堅層へとシフトしているのをひしひしと感じる。新卒と同じ採用枠で入っていても、上司からは「綾長さんは即戦力で取ってるからね」と言われるし、周りも普通の新人とは違う扱いをしてくる。出来て当然、やれて当たり前。私が新卒時代にノリと勢いで何とかなっていた、若い女だから許されていたことが今は通用しなくなってきている。やっぱ若い女ってチヤホヤされるんだなー。それで無くなってしまった自己肯定感を取り戻すことができたといっても過言ではない。仕事で成功できたのも、私が若い女だからという加算があったのだと思う。クレームにあっても、失敗しても、お客さんが引いてくれたり、事業に協力的だったりというのはあった。

そういうノリと勢いが通用しなくなってきた今、どうやって生きていくか。どういうポジションをとるか。本当に難しい。

同期もほとんど年下。同い年のストレートで入っている人は役職がついている。前職みたいに仲良くできる同僚は少ない。圧倒的な年齢の壁を感じる。年上の後輩、年上の同期に戸惑うってよく聞くもんね。私も気を使うからあちらもやりづらいだろう。

人間は若い時間の方が短くて、老いて尚且つ不健康な時間の方が圧倒的に長い。30代、40代で人生が終わる方が合理的なんだろうな。しかし、なかなか死なない。

文化財の保存の困難さ

26府県、文化財201件被害…観光に打撃
https://mainichi.jp/articles/20180803/k00/00e/040/282000c?fm=line

<西日本豪雨で、各地の文化財も浸水などの被害を受けた。~中略~ 国の「重要伝統的建造物群」に選定された広島県竹原市の町並み保存地区では、約360棟のうち約40棟が浸水被害に遭った。江戸時代の古い商家が建ち並び、町人文化の面影が色濃く残る。


ビックリした。広島県竹原市の「町並み保存地区」が大規模な被害にあっていたようだ。ここは「安芸の小京都」と言われており、古都の風景をそのまま冷凍保存したような町並みが魅力的な場所だ。竹原には今年の春に訪れていて、楽しい時間を過ごさせてもらった。写真に残したのが被害にあった家なのかは不明だけれど、浸水で畳に泥がつき消毒・乾燥している状態らしい。まだ被害にあってない頃の写真があるので載せる。

f:id:endofeden:20180804000045j:plain
このような町並みが続く。

f:id:endofeden:20180804000142j:plain
お寺。

f:id:endofeden:20180804000505j:plain
公開している家もある。こうした畳の部屋が多くあるのに浸水したとは大変だろう。

f:id:endofeden:20180804000250j:plain
縁側。くつろげる。

f:id:endofeden:20180804002159j:plain
二階から。400年くらい前の景色もこんな感じだったのだろうか。電柱がなぁ……ちなみに東京都は無電柱化を進めている。

f:id:endofeden:20180804001057j:plain
排水はこのような通常より大きめの「側溝」。ブロックではなく、竹だったかな? それで人が落ちないように作られている。

今どうなっているのか心配だ。

竹原といえば世界的にも人気の大久野島(うさぎ島、rabbit island)がある。

f:id:endofeden:20180804002726j:plain
島全体にうさぎが住んでいる。日本の観光は8割が中韓等のアジア圏からの客になる。ここは英語圏の観光客が多い印象だった。

f:id:endofeden:20180804002747j:plain
うさぎは無事だったそうだが、土砂崩れや木が倒れて通行できないところもあったらしい。このような急斜面の場所もあった。ついこの間までそこにあったものが被害にあうのは心苦しい。

学芸員の業務に文化財の修復作業というものがある。保存・修復は高度な技術が必要なのだが、そもそも学芸員の就職状況や待遇はあまり良くない傾向にあり、技術を持つ人たちの後継者の育成が困難化してきている。前職のアルバイトに日本画の保存修復師を目指していた40歳近い男性がいた。大学時代に仏教美術を学び、海外に修復技術取得の留学経験もある。彼は非常勤で修復活動を続けていたが、その道では食えなかったので図書館のアルバイトに転身したのだ。(もちろん図書館も食えないというツッコミはある。)技術力があっても生かす環境がない典型例である。

去る東日本大震災でも岩手県陸前高田市立博物館が津波に襲われ、職員全員が死亡した。

被災文化財を救え 文化庁学芸員、移動・補修へ動く
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201106170275.html

学芸員実習の際に聞いた話である。この被害の中で、文化財の情報収集や仕訳・整理が日頃からきちんとなされていたため、整合するのも比較的スムーズに行ったという。亡くなった学芸員の方々の仕事振りに感嘆の声が上がった。

私の祖母が20年前に気仙沼に行った写真が残っている。看板や港、山車のようなものが写っていた。写真って昔は二次資料(参考資料的な感じ。本物のおまけ)とされていたけれど、今は写真そのものが芸術だったり、写真に写りこんだものが貴重な資料(一次資料)とされたりしている。Googleストリートビューで、被災前の写真を公開していたりね。写真の価値は上がっている。

参考:東日本大震災から5年、Googleが被災地域のストリートビューを更新。特設サイトで震災前の様子も閲覧可能
https://japanese.engadget.com/2016/03/03/5-google/


日本は観光大国を目指している中で、文化財=観光という視点がスタンダードになりつつある。文化財は保存に大金がかかる割に、収益を上げるのは難しい。意外かもしれないが、京都市なんかは自治体として赤字なのだ。坊さんからは税金が取れない。災害の多さと文化財を守るということ。文化財を通して観光大国を目指すということ。その目的の中で、専門職である学芸員の育成というのは、必要なことであるし、技術があってもワーキングプアってのは本来ではおかしい。まぁ、「学芸員はガン」らしいのでね。いろいろ難しいところもあるよね。それでも、観光で財源を稼ぐと決めたのだったら、その道のプロがやはり必要なのではないか。

モノは人ありきだからね。

【ネタバレあり】カードキャプターさくら 東急線コラボスタンプラリー

夏ですね。スタンプラリーの季節ですね。

小さい頃に大好きだったアニメ『カードキャプターさくら』のスタンプラリーが、東急沿線で開催中です。早速やってきました。普段スタンプラリーなんてやらないんですけどね。カードキャプターさくらと東急がコラボしたのだったら、そりゃ初日から頑張って行っちゃいますよね。

f:id:endofeden:20180801223042j:plain

設置場所は以下の通り。

(1)桜新町駅…………桜
(2)三軒茶屋駅…………知世
(3)中目黒駅…………小狼
(4)下高井戸駅…………雪兎
(5)尾山台駅…………秋穂
(6)武蔵小杉駅東急スクエア連絡口)…………ケロちゃん
(7)二子玉川ライズ S.C. タウンフロント 東急カードカウンター…………海渡

駅のメンツがマイナーなところ攻めていますね。下高井戸ってどこだよレベルでした。日大のキャンパスがある駅なのね。自由が丘、渋谷、横浜・みなとみらいをあえて外してきて、住宅街がメインになっています。しかし、小狼が中目黒のイメージはないな。小狼は横浜というか元町・中華街でしょ。桜ちゃんが住んでいそうな街並みをイメージ的なコンセプトなのかな。

にしても「桜」のスタンプが「桜新町」にあるって出落ちじゃないですか。これがやりたかった感が。

f:id:endofeden:20180801224122j:plain

桜新町にきたのはこれが人生で2回目。学芸員課程のレポート作成のために「長谷川町子美術館」に来た以来。桜新町サザエさんの作者「長谷川町子」が住んでいた街で、サザエさんの舞台でもあります。前に行った時の写真が残っていたので参考に。街中がサザエさん像だらけ。

f:id:endofeden:20180801224803j:plain

駅前にある波平像の髪が2度も抜かれた事件が有名。
参考:波平さんの毛、また抜かれる サザエさん一家の銅像
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0801B_Y2A201C1000000/

こんなカフェもあったり。
f:id:endofeden:20180801225248j:plain

桜ちゃんのスタンプ押すついでに散策してみると楽しいですよ~。

で、私が最後にスタンプを押したのは「武蔵小杉」。

こんなパネルあります。桜ちゃん可愛すぎでしょ。
f:id:endofeden:20180801230343j:plain

武蔵小杉、二子玉川のスタンプ設置場所は分かりにくいです。特に武蔵小杉ね。改札の出方によっては全然違う方向に出ちゃうから迷う。「東急スクエア連絡口」は東急スクエアの4階なので、お気をつけて。1階でうろうろしていると見つからない! 4階と書いた方がわかりやすいのにね。あと、21時には終了してしまうのが社会人には辛い。武蔵小杉に滑り込んだのが21時手前でギリギリセーフだったけれど、普通に残業だと平日に回れないですね。大きなお友達には地味にダメージですね。

f:id:endofeden:20180801231526j:plain

スタンプ可愛い。インクが乾きにくいのでティッシュか紙を挟んでおくと良いです。ちなみにスタンプ四個でクリアポストカード。コンプリートでクリアファイルが貰えます。意外としっかりした作りで貰って嬉しい。

今日から9月24日まで開催。ほんとね、東急沿線原理主義者であり、カードキャプターさくらも好きな私には最高のイベントですよ。東急さん、もっとコラボしてくれたら何処にでもいきますよ。次は横浜もよろしくお願いしますよ。