白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 気まぐれに更新中

図書館界が終わっとることはもっと知られるべき

「われわれの館」を知っているだろうか。
そう、かつて存在した図書館求人の最大手サイトである。
図書館司書になりたい!と言ったらどこの大学もまず「われわれの館」を確認するべしと指示しただろう。そして、何百人もの司書の卵たちが期待を胸に膨らせ図書館に就職したことだろう。(その後、図書館界のブラックさにどれだけの人間が離脱しただろう。)

そんな日本最大の司書求人掲載サイト「われわれの館」はもうない。閉鎖した理由は定かではない。

代わって図書館求人の最大手は今や「図書館協会」の求人ページと言えるだろう。私も久しぶりに協会のホームページを見てみたら、相変わらずのしょっぱい求人に思わず涙が溢れてきた。

【どれだけ司書の求人がしょっぱいか】
まず、正規がほぼない。臨時、嘱託、非常勤、パート、任期付きと非正規のオンパレードである。しかも非正規であっても採用数1名がザラにある。勤務時間も8時から23時の土日祝含めたシフト勤務と変則的。月給は契約社員で15万~19万。酷いと時給960円、または最低賃金。契約期間はだいたい1年、いつかは雇い止め。
こうしたしょっぱい待遇のくせに、場合によっては語学力、修士号、専門的実務経験、マネジメント能力まで要求される求人が当たり前のようにのさばっている。

だ、誰がこんな求人に応募するのだろうか…………。残念ながらこれでも人が集まってしまうのだろう。

私はかねてより「公共図書館(公務員)・国立大学図書館の司書になる!」の方が名指しで無茶な求人を糾弾してきたのを本当にすごいと思ってきた。

それは業者や大学に止まらず、最近では直営の自治体にもメスが入っている。

たとえばこれ。

横浜市さいたま市の学校司書募集求人は職務内容に見合わないヒドイ待遇だ!
http://bookserial.seesaa.net/article/454405239.html

私は学校司書の現場を知らないので、まさかと思っていたのだが、検索をかけると「◯◯市 学校司書 ひどい」と候補に上がってくるのである。現職の方のブログを見ても「おいおいどうなってんだ」と思わずにはいられない。

もう消えてしまったが、「私が司書をやめた理由を吐き出す」というエントリがある。
http://ceron.jp/url/anond.hatelabo.jp/20170403034352
そこには学校司書でフルタイムで働きながら月給8万円、更に保護者から「高い給料貰ってんでしょ」と指摘され辞めたという内容があった。

「図書館やめたの私だ」がTwitterハッシュタグになったことは記憶に新しい。

図書館員の方は、元でも、現役でも従順でおとなしい人が多すぎる。
だから、図書館界の終わっとる感はあまり知られていないのだろう。

社会は厳しいではなく、その待遇、労働環境がかなりしょっぱいんですよ、やりがいで搾取されては遅いんですよ、図書館辞めたい人は早く脱出した方が良い。

何度も言うが、この業界、終わっとりますよ。