白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 気まぐれに更新中

行政の指す「地域」とは具体的にどこなのか

ひきこもり地域で支援を
「8050問題」でシンポ

https://www.iwate-np.co.jp/article/kyodo/2018/3/18/14343

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/224461

>ひきこもりが長期化し、高齢の親とともに孤立するケースを防ごうと、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が18日、都内でシンポジウムを開き、行政や地域社会が一体となった支援の必要性を訴えた。

「行政や地域社会が一体となった支援」……そんなもん今さら言われなくともわかっとるわ、というか散々言われ続けてきたことじゃないのかい!

常日頃から疑問に思っていること、行政が大好きな言葉「地域」とは一体何か。

私も地域、地域と使ってしまうので、その気持ちはわかるのだけど(そもそも前職の母体が地域◯◯課なので)、地域とは具体的にどこなのか、その地域に対して信頼を置きすぎではないか、とか本当はいろいろ思うことがある。

私の中で地域とは、その区域の住民、企業、働く人々、組合、団体などを全てひっくるめたモノを指す。恐らく行政の認識も似たようなものだろう。
行政は、上記のような共同体で、ご近所付き合いや町会付き合いとか昭和的な暮らしを取り戻したいのだろうけど、今のご時世そんなものでつなぎ止められるような簡単な社会ではないと思う。地域の力に頼ると言っても、なかなか全てがうまく行くわけでもないし、今まで行政と地域に頼ってきた結果が今の状況だとしたら、やはり地域の力にも限界はあるのではないか。

私自身、困った時に助け合えるモノや人はいた方が良いと常日頃から思っているし、いわゆるシェアハウスやインターネットでの新しい居場所作りは画期的だと感じる。ある意味、この世界にも新しい「地域」があるのだ。こうした手軽さをもっと活用しても良いと思う。

たとえば、行政支援にLINEの活用。

長野県 いじめの相談窓口にLINEを活用https://www.huffingtonpost.jp/2017/10/11/line_a_23240739/

厚生労働省 SNS自殺防止相談窓口
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180228-OYTET50005/


若手世代にはこれは有効なきっかけの一つだと思う。従来からある電話相談は、まず電話をかけることが難関という人も少なくないだろう。LINEならプロセスがより楽で手軽である。ただ、8050問題となると、50歳の何らかの問題を抱えた引きこもりがSNSを使うかという疑問がでてくる。そうなるとハード的な地域よりソフト的な地域の力を伸ばさないと、彼らに気づけないという事態に陥るのか。

しかし、地域って具体的にどこなのか、地域の力に頼りすぎてないか、というのは以前から感じているところではある。都市部は隣のマンションに誰が住んでいるかなんてわからないし、地方になると、そもそも近くに人がいないなんてこともあるのではないか。

そうなると、無数に繋がっているインターネットやこれから登場するかもしれない新しいIT技術をもっと活用すべきである。

正直お偉いさんたちが指す地域とは一体どこなのかはわからないけれど、従来からの「地域」ばかりに頼りすぎるのはかえって危険なような気もする。