白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 気まぐれに更新中

水曜日レディースデイ「恋は雨上がりのように」

水曜日は映画が安くなるから前から気になっていた「恋は雨上がりのように」を見てきた。結論から言うと最高だった。鑑賞中も鑑賞後もさっぱり爽やか見ていて楽しい気分になれた。やっぱり映画はこうでなきゃ。以下、箇条書き。


・図書館デートがどう見ても神奈川県立図書館。この二階から書架を見渡せる独特な吹き抜けが最高ですな。店長の「ここは本の海」、「今自分に必要な本が呼んでいる」発言にしびれる。店長は図書館をわかっている人。


・作家になれなかった店長と売れっ子作家になった友人のちひろ。夢を諦められない店長は、ちひろが羨ましくて、長らく連絡を取ることができなかった。店長は「小説にずっと片思いしている。未練があるのかな」と言う。ちひろは「それなら両思いになれば良い。」、「それは未練じゃない。執着だ。」と答える。諦めきれないから追ってしまう。何となく私の図書館に対する気持ちも未練じゃなくて執着なんだろうなと感じた。別れ際の「俺たちは大人じゃない。同級生だ。」みたいな台詞も良かった。学生時代の友人って損得なしで付き合えるかけがえのない存在だよなぁ。


・あきらのTシャツが「空手チョップ」
好きな人とのデートはきれい目ワンピに髪型もばっちり決まっているのに、興味がない人とのデートは「空手チョップ」と書かれたTシャツにパンツ。わかりやすい。こういう小ネタがいくつも散らばっているから2回目も見て探したくなっちゃう。


・駅や町の雰囲気がまたもやどっかで見たことあると思えば、駅名が桜木町に能見台。横浜ですねぇ~。京急沿線の街並みってどこ行っても京急ですという雰囲気だから困る。どこか寂しくて懐かしい感じ。
あきらが住んでいるのは横浜市西区。店長が「ここには何でもある」と言っていた通り、良いところに住んでいるな。にしても横浜舞台の有名作品はいっぱいあって羨ましい。


流行りの恋愛映画なのかなと思っていたけれど、おっさんと女子高生の夢と青春が交差する爽やか映画だった。最後も納得いくような終わりかたで良かった。


映画は一人で楽しめるから一時は盛り上がる。けど、ふとした瞬間に昔の辛い記憶ややり遂げられなかった思いが溢れてきて泣き出したくなってしまった。もし隣に誰かがいて、私のことをうんうん頷いて肯定してくれたら、どんなに良いだろう。この世界には私と似たような人が存在するはずなのに、二度と出会うことはない。

私も映画のような青春がしたかったよ。17歳、その時の私はベッドの上から動くことができなかった……。動けるようになっても周りを振り回すようなタイプだったから、色んなことを失敗してきた。私も若いときはポニーテールの長身で、映画の「あきら」みたいな真っ直ぐな性格だった。今となっては、自分がボーダーライン(境界性人格障害)だったんじゃないかとさえ感じる。好いてくれた人、仲良くしてくれた人はたくさんいたのにね。気がついたら、失ってしまったものがあまりにも多すぎる。