白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 専門は社会教育と文化振興

武蔵小杉と赤羽を比べるな

昔、武蔵小杉に住みたいと思っていた時期が私にもあった。複数路線と圧倒的な利便性、駅ビル内にたくさんのお気に入りショップが並び、タワーマンションがニョニョキ伸びる。再開発されて整えられた道路に、緑溢れる美しい街並み。そして、何より川崎市立中原図書館。駅ビル内に併設された神奈川最高レベルと言っても良いような図書館。私はこの図書館とこの街に憧れを抱いていた。

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武蔵小杉東急スクウェア 地上39階、地下2階。中原図書館は5・6階。

しかし、急速な再開発の影響で人口が増加。昨年には、通勤ラッシュの悲惨な状態が話題になった。

参考:「住みたい街」武蔵小杉、駅の混雑「相当危険な状態」
https://www.asahi.com/articles/ASKB53SLWKB5ULOB00C.html

別に武蔵小杉に住まなくてもいいかなと思うようになった。わざわざ渋谷、新宿、池袋の副都心三区に住もうとは思わないし、繁華街は繁華街でいてくれればそれで良いのだ。

ただ、以前「武蔵小杉」でネット検索していた時に、何故か「武蔵小杉VS赤羽」という記事があって、それについてはイラッとしてしまったことがある。武蔵小杉と赤羽をどっちが住みやすいのか赤羽大好きなライターがレビューするといったような内容だった。だから、完全に赤羽優位であり、かなりフィルターを通してあるように見える。

赤羽。23区では北区に位置し、東側では足立区の北千住と並ぶ主要駅である。武蔵小杉と同じく、複数路線と利便性。下町の飲み屋街に、赤提灯とラーメン。酔いつぶれたおじさんが道路に寝ていることもある。低層物件や戸建てが立ち並び、広めの玄関には花壇や物が置かれている。どちらかというと男性向けの街だと思う。もちろん、志茂や赤羽岩淵の方に出ると普通に住宅街になるし、近隣の飛鳥山では花見も楽しめる。(私の友人は赤羽に住んでいる。)

どっちも良い街なんだけど、雰囲気や趣向が全く異なるというか。共通点が利便性くらい浮かばないので、なぜこの二つを並べたのか理解に苦しむ。そもそも赤羽に住む人は生活圏内が埼玉、武蔵小杉は神奈川になる。赤羽大好きなライターが、突然横浜を否定しだすのは不快だった。生活圏に神奈川がないからピンとこないのだろう。

恐らく「武蔵小杉に住みたい!」という層と比べるなら、「二子玉川」や「たまプラーザ」に親和性があると思う。「赤羽に住みたい!」なら「北千住」、「日暮里、西日暮里」。街の雰囲気なら埼玉に出て「川口」、千葉の「松戸」、「柏」辺りに親和性があるのではないか。少なくとも武蔵小杉のタワーマンションに住みたいミーハー勢が、赤羽に住みたいと思うとはあまり考えられない。そういう層は赤羽よりも「豊洲」や「月島」に引っ越していくと思う。

一番やっちゃいけなかったのは、関係のない横浜をdisり出したこと。赤羽VS武蔵小杉でまさか横浜の悪口を見るとは思わない訳ですよ……。