白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 専門は社会教育と文化振興

どうせ死んでしまうけれど死なない問題

どうせ人は死ぬ。一方でいつまでも生き長らえてしまうリスクもある。日頃から人の死には毎日のように向き合っているので(業務で)、人がいつか死んでしまうのは確かなことなのだと思う。それは理解している。けれど、私が過敏性腸症候群や謎の幻覚と幻聴に悩まされた時、うつ症状と気分の浮き沈みの激しさに他人を巻き込んで大暴れしていた時も、もう自分は死ぬと思っていた。あれから10年ぐらい経過するが私はまだ死んでいない。むしろ普通の人よりは強くなった。「どうせ死んでしまう」の第一人者である中島義道氏は、小学生の頃には既に「どうせ死ぬ」ことを理解していた。そして、2年くらい前に氏が神保町で最初で最後の講演会をした時も、「自分はもう(寿命で)死ぬから」と口にしていた。あぁ、そうかこの人はもう70歳を超えているのだ。実に半世紀以上はどうせ死ななかったという訳である。そういうこともありつつ、ある日ポックリ逝ってしまう方もいるわけで、本当に予想がつかない。でも、私なんかはどうせ死なないような気がしている。

少し前に横浜中華街で有名な占い師のところへ友人が連れていってくれたことがあって、私の手相を見てもらったことがある。そこで占い師からとても驚かれたことがあった。私には手の真ん中に一本真っ直ぐに伸びる直線がある。運命線というらしい。それが100歳まで突き抜けているそうだ。この手相を持っている人は仕事運が非常に強いという。生涯現役、あなた丈夫よ。と、言われた。でも、女の人の場合、男をはねのけちゃう、あなた晩婚ね。だそうだ。はぁ、そうかい。あまりこういうの信じないタイプなんだけれど、やはり私はどうせ死なないのかもしれない。どうせ死んでしまうけれど、どうせ死なないのかもしれない。世の中にはそんな問題もある。