白と黒の境界線

日々徒然をネットの隅に残す記録簿 専門は社会教育と文化振興

縮小業界で勝負するということ

某公営団体(文化芸術系)の採用試験案内を見ていた。ここは指定管理であっても、設置主体は市役所なので、準公務員(外郭団体)と言える。だから、どこの馬の骨かもわからない民間企業に比べたら、ちゃんとした待遇だろうと募集要項を確認してみれば、月給19万円(手当込み)、シフト制、月8日休み、祝日分はローテーションで休みときた。これ、民間の指定管理よりはマシだけれど、今より待遇は落ちてしまう。

これは絶対に譲れない条件は

○休みはカレンダー通りが良い。シフト制は問わない。 120日は欲しい。105日は少ない。
○ボーナスは欲しい。年収350万円は欲しい。東京は家賃が高すぎる。
○やりたい仕事がしたい=得意なことをしたい。
○仕事を通して成長したい。

この4つである。これが難しい。後ろ2つは何とかなるけれど、上2つは満たさないことも少なくない。究極的にはサービス業なので、土日祝関係なく、開館時間も長いから労働時間も増える。何より予算がつきにくい。国が福祉に予算を6割投入している現在で、文化芸術、教育、科学技術といった文教予算は縮小傾向にある。これが斜陽業界だ!

おそろしいことに、かの文科省の独法「青少年教育振○機○」も、今年は月給17万円代で募集をしている。数年前は月給18万円以上あったのに、減らされている。いやしかし、月給17万円で30代になっても年収350万円。しかも全国転勤って人が集まるのかな。これから少子化の影響で全国の施設も廃統合が続くだろうし、今は直営でも民間企業へ指定管理という流れも出てきそうだ。その時は待遇も更に減らされて、元々いた職員が民間に引き抜かれるのだろうな。おそろしい。実際、前職もそうだった。

好きなことを仕事にする

最近の世論はそんな流れがある。もしその好きなことが斜陽だったら? これから没落する業界だったら? やりたいことで生計を立てられなくなったら?

国や外郭団体からの亡命者がいる中で、私はその世界に再び飛び込もうとしている。馬鹿なんじゃないか。 でも、私それがやりたいことで、好きな仕事なんだ。そんなこと言って将来ホームレスになったらどうするつもりなのか。

鬱でも必死にしがみついて食える仕事を続けるべきなのか。

やりたいことか、食える仕事か。結局2択になってしまう。